【完】私の彼は純粋くん。



「うわ、何あの女!!」


教室を移動している時、昨日の話を暁実にすると、まるで自分が言われたかのように怒っていた。


「あ、琉李ちゃんと暁実。」


「あ、大。」


向かいからやって来たのは、声をかけてきた大くんと麻十くん。それから相田。


「大くん原野さんと友達なの!?
いいなぁ、ねぇねぇ私も暁実って呼んでいい??」


「言い訳ねーだろ、性格ブス。
話しかけんな。」


おー。
暁実様怒ってらっしゃいますね...


「じゃあ私たち行くね。」


私はそう言うと、暁実の後を追いかけた。