「さて、もう少ししたら帰ろうか…」 俺が立ち上がりその場で伸びをする。 「うん、あ、昌」 「何?………っ!」 夏実に呼ばれて振り替えると、 「お、お礼」 キスをされた。 ほんの一瞬だったけど。 「ほ、ほら!行こう!」 夏実は頬を真っ赤に染めながら俺の手を握った。 「可愛い~」 「!可愛く、ないわよ」 今日は幸せなデートだなぁ。 俺は夏実と歩きながらずーっと思った。