~Side信~ 一人になった俺はただただボーッとする。 「俺は……」 歯を食い縛る。 まだ、由季の事を諦めきれてない。 由季の幸せを思って俺は別れを決めた。 なのに、 あの話を聞いてから由季への思いが強くなっていく。 会いたい…由季に、会いたいよ…アイツは今頃何をしているんだ…。 村道と…何をしているんだろう。 俺はひたすらわかるはずもない事を考えていた。