――――――――― ―――――― ―――― 「とまぁ、俺からは以上!」 琉は手をパンっ!と、鳴らし、うんうんと頷く。 「なら、どうして今更…由季と付き合って…」 「それは俺も疑問だね」 夏実ちゃんと昌はどうやら疑問に思ったらしく琉に訪ねる。 「それは、だな、……」 琉が、戸惑いの顔を見せる。 そして、やがて口を開く。 「信と、由季は試されてる…」 「は?試さ、れてる?」 今まで黙っていた信が口を開いた。 困惑の笑みを浮かべている。 「あぁ、試されてる…」