屋上は懐かしいな……。
約束をしたあの日……。
だけど、もう叶わない。



「由季……懐かしいな……」


「うん、」



ここで、沢山の思い出を作ったよな…
ここで、沢山話したよな…。



俺はあれほど幸せなことはなかったよ?




「あのときは楽しかったよな♪」


「うん、本当に…」



優しく微笑む由季、だけど、



「けれど、もう、そんなの、無理、だよな…」



俺がこの台詞をいった瞬間由季は表情を崩す。