「いや、呼んでみただけ…」 「ふふ…なにそれ?」 信が言った言葉に私は微笑む。 しかし、それと裏腹にまた響くあの声… 『いや、呼んでみただけ…』 っ!?いや、やめて…思い出させないで…なんで今さら……!! 「由季?」 「ぇ?あぁ…ゴメンね…」 私は信に名前を呼ばれて現実に引き戻される。 「悲しそうな顔をするな…今日は疲れたんだよ…きっと、だからもう寝ろ…」 信は私に優しく言う。