「仮装大会?」 「そう。仮装大会…隣のクラスと合同で体育館で仮装パーティーするのよ…」 私は羽柴くんと目を合わせて首をかしげる。 実は一週間後の最後の六時間目は隣のクラスと合同でお楽しみ会をする予定。 「何でそのお楽しみ会が仮装パーティー?」 羽柴くんは訳がわからん。と、言う。 「けれど隣のクラスと合同でいいじゃない…それだけでも♪」 夏実はいたずらっ子みたいにクスクスと微笑む。