君と星空の彼方

少なからず緊張したというのに…温度差が感じられるのがちょっとばかり悔しい。

イケメンは何しても許されるのよっ!とイケメンキラー女子たちが言っていたけど、本当に許されそうだ。


「………ホシノ様」

「はいっ‼︎‼︎」

イケメンキラー女子の数々の名言を思い出していると、ムルに急に呼ばれた。
び…びっくりした、すこしだけ。

だって突然すぎだよ。

「…返事が妙によろしいですね。何の風の吹き回しでしょう?」

真面目な顔で聞かないでムル。
私も腹黒男にあんな返事をしたくなかったのだから。

「いやぁ、私も返事が良いときぐらいあるから。
そんなことより、何?」

「そうでございますね。
ホシノ様の良い返事なんて二度と聞けないかもしれませんし、良い経験をいたしました。

話ですが…」

…殴りたい。暴力とか大っ嫌いな私だけど、殺意が芽生えて来たよ、この腹黒男に。

似合わないお嬢様スマイルを無理矢理作って、自分を落ち着かせる。


冷静になれ、自分…こいつはこうゆう男なのだ。