君と星空の彼方

そんなことを思ってしまうということは、やはり深夜なんだろうな。

ムルは起きたらスイッチを押せとか言ってたけど、凄く押しづらい…私は自称常識人ですもん。
深夜に呼ばれたら誰だって、仕事柄だって嫌になるよね。

ムルも今は寝ているのかもしれないし、邪魔になる気がする。


けど暇だからと言ってこの部屋から出て寮を散策する…なんて、できないし。

暇だなぁ、やっぱり。

ベッドにごろんと横になって、スイッチを顔の横に置く。

特にこれと言った特徴もない、何の変哲もないスイッチ。

まぁ、スイッチにまで豪華さはさすがに求めないのだろう、ハチャメチャなこの学園も。



なんか心外だけど、少しはこの学園に私自身慣れてたりするかな。

いきなり寮とか言われて驚いても、もう今は受け入れちゃってるし。

疑問はまだまだたくさんあるけど、慣れた方が良いのかも。


みんなに聞こうとしていた疑問…まだあったんだよね。


1つは、もう1つ日本に存在するといわれる能力者育成学校のこと。

そしてもう1つは…たまにみんなの口から出る、『幻獣』の言葉の意味。



他にも色々…ま、冊子に書かれてるのかもしれないし、また今度見よう。



ていうか…幻獣、の言葉に引っかかる。


幻獣って、漢字の通りで幻の獣…つまり実在しない動物のこと。


有名なのだとペガサスとか、キマイラとか…

神話に出てくるのも数多い。