君と星空の彼方

『あなたには、赤が存在する…


それが、あなたの運命の引き金となる…』


私はもう、言葉を発することをやめ、ただただ暖かい声に耳を傾けていた。

今は聞いていた方がいい、そう思って。



『赤は、対立する相手となる赤。


けれど、味方にも赤はいる…



運命は、分からない…



あなたの運命は、先が見えない…』




運命…何の話をしているの?


理解不能だと脳が喚き叫んでいるけれど、ちょっと待ってほしい。


もう少し…聞いてれば…


なにか、分かるかも…



『あなたは、知らない…


とても大事な事を…



自分の家族のことを…』





声にまで、指摘をされてしまう。


夢で見た、お母さんと謎の男の人。



私は家族について、知らないことが多すぎる。




『運命は、ここまでの話…

後は、あなたが…


つくりだして、アンドロメダ……


希望を捨てないで…』




暖かい声の最後の言葉。



『あなたは、大切な人を守るため…その力を使いなさい……』




頭が……痛い。


頭の奥でキリキリと小さく鋭く、激しい痛みが私を襲う。




まだ、教えて欲しいこと…たくさんあるのに!



けど…私は…



真っ白な空間の中、意識を手放した。