君と星空の彼方

意外にミズキはTPOとか知ってるんだね。
天然ぽかったし、知らないかなぁとか思ってたや。

「おい…何お前はブツブツ言ってんの?」

「なっ!ブツブツなんて、何にも言ってませんし!」

「いいや。なんかTPOとかなんたらブツブツ言ってただろ。
寂しい人間にしか思えない」


セイヤ君は寝起きになると機嫌が悪くなるのか、私に色々突っかかってくる。

ニヤニヤの後はブツブツ…なんか気味悪い人かも、私。

まあ私がTPOを考えていたのは事実だし、独り言を言ってたのもちょっと頷けるから…


返す言葉がない、とはこうゆうコトだよね。



「あ〜…ごめんね、ホシノ。


こいつ、昔っからこうなんだわぁ」

夜月がやれやれといった様子でセイヤ君を見る。

「なんだよ、お前」

「ん〜?別にぃ〜?」



チッとセイヤ君は舌打ちすると、私を見た。

じーっと私の顔をずっと見る。

……何、私顔になんか付いてるわけ?

セイヤ君は性格は置いといて、顔はとても整ってるし…少し赤くなりそうなんだけど。



顔が赤くなってるかもしれないを隠すためでもあるし、顔になんか付いてるかもしれなかったから右手で顔を覆う。


「お前…名前なんだっけ?」


「………は?」


顔を覆っていた右手をついとってしまう。

きっと私はすごく間抜けな顔をしてる。



だって…ゴミ付いてるかもとか、赤くなってるかもとか乙女らしい考え方をした私。
その状況で…

名前何?はないでしょぉ…


夜月は爆笑してるし、ミズキはおろおろしてるし。

セイヤ君は2人の様子を見て不機嫌になってる。


そして2人から目を離すと、私に「で?」と急かしてくる。