君と星空の彼方

小学校で私立の中学に行って別れてしまった友達を思い出す。

あの子達は、将来の為に土曜日にまで学校に行ってたというのか。

私は土曜日こそ遅寝遅起きだったというのに。

けど、私がもしその時私立の中学に行っても、意味なかったんじゃない?




だって、結局今…私立の高校にいるし。転校しちゃってるし。




そう言えば、この学園って簡単に入学できたけど…



「ねえ、この学園って編入テストとかないの?」




少し心配になって思い切って聞いてみる。

けどミズキちゃんはうーんと首を傾げて、

「あったはずだよぉ?
あ、でも確か勉強はないんだっけぇ…

血筋とか家柄とかを言えば通過するとか先輩に聞いたことある気がするなぁ」



ミズキちゃんによると、昔転入してきた先輩がいたとのこと。


もう今は卒業してるとか。



「でも私のお母さん、全くそんな様子なかったよ?」


ごくごく平凡な、普通のお母さん。

上品だし優しいし大好きだけど、別に超能力とかの気配は皆無だったし。




お父さんは…よく知らないし。




「あ……でも、考えてみれば、私お母さんの事全然知らないの。
生まれた所とか、おばあちゃんとかおじいちゃんにも会ったことないし…」


ミズキちゃんはますます可愛らしい顔でうーんと不思議そうに唸ると

「私の家は代々星の一族だから、もうずっと知ってたの。

バレないようずっと日本でひっそりと暮らしてて、お母さんとかから話は聞いてたし別に驚かなかったなぁ…」



バレないように…か。

きっと、大変だっただろうな。


血筋ってそんなに大切なんだ…。


うーん…血筋は置いといて、お母さんはなんで急に私には言ってきたんだろう?




『普通のお母さん』だったら分かるはずもないよね?自分の娘が超能力者の一族の子なんて…