君と星空の彼方

歴史の教科書とは、まるで違う教科書。


私が使っていた歴史の教科書はこんなのじゃありません!


「ホシノちゃんが戸惑うのも無理ないよ。
私達、みんなホシノちゃんは別の能力者育成学校から来たと思ってたもん…

少なくとも私は」


「『能力者育成学校』……?」



ミズキちゃんが言ったその言葉に、疑問を感じるのは私だけじゃないよね?

初めて聞いたよ、そんな学校。


「そう、能力者育成学校。

じゃ、これは知ってる?

この学園には、星使いと、星空使いしかいない学校なんだよ。
けど世界中に能力者はいて、確か…世界で1万人弱能力者がいるんだよ」

「い、いち、まんにん……」


あっけらかんと当たり前のように話すミズキちゃんは、ちょっとクラっと体がふらついた私を不思議そうに見ていた。


1万人…
少ないと言えばいいの…?

でも、そんなに能力者というものがあるのかと思うと、多すぎる気がする。


「能力者にも、『一族』が存在するの。
確かこれは…世界に10ちょいぐらいはあるはずだよ。

でも、大体一族には何百人いるのが普通なの。

けど星使い…特に星空使いは、最近現役の人や、私達を集めても150人程しかいないらしいの」


「それは……少ないの?」


ミズキちゃんはうんと頷く。


「かなり少ない方らしいんだよね。

日本には2つ能力者育成学校があって、1つはここ、『星の一族』って呼ばれてる星使いと星空使いを専門とする宙橋学園。
そしてもう1つ。

そこは結構な規模な人数なんだけどね…」


「もう1つ…?」

「そう。けど能力者は多くても、大きな力…強い力って言えばいいかな。は、そんなに持ってる人はいないらしいの。

まれにね、一族の中でも能力の力が薄すぎると、その一族とは違う別の一族の力を手に入れちゃうことがあるらしいの。


その場合、その新しい能力に沿って別の学園に行くんだよ」


「じゃあ能力が弱くっても、別の一族に入れる可能性があるわけだ」



そうゆうこと、とミズキちゃんは笑った
きっと、私はもう1つの学校から来たと思ったんだろうなぁ。

私は能力とかの知識は0に等しいけど、みんなはあると思ってるのかも。