君と星空の彼方

「室月の隣はミズキだな。
お互い仲良くしてやってくれ。
室月、座っていいぞ。クラス皆の自己紹介をするからな」


峯浦先生がそう言うと、明らかに皆嫌そうな顔をした。

……3人を除いては。


1人は、私の隣となる、黒に青のメッシュがかかってる女の子、ミズキ。

可愛らしい顔でなんかずっと私を見てニコニコしてる気がする…決して自意識過剰なんかじゃないと思う…熱い視線をとても感じるもん。


こんな地味でTHE・普通女子の私が美少女に見られる理由って…?




怖くてミズキちゃんの顔を見れない私がいる。

もう1人は私の前の席となる男の子。

茶髪に大きな目で、元気系男子って感じ?

けどイケメンの部類に入るのだろう、この子は…。私の自己紹介が終わった瞬間スイッチが切れたかのように、急にぼーっとし始めた。

熱しやすく冷めやすいタイプなのかな…



そしてもう1人は、私の後ろの席の黒髪男子。

人を寄せ付けないオーラっていうか…冷たそうな雰囲気を出している。

さっきからずーっと無表情で、何を考えているのか全く分からない。

…心なしか、睨まれてる気さえする!



「室月?どうした?」


峯浦先生が席に座ろうとしない私を見て、訪ねてきた。

今の状況だと、私が目立ちたがり屋みたいだ…


「あ…すいません、座りますね」



無理矢理笑顔を作って言って、視線を集めながら机の間を通り目的の場所へと着く。




こんな状況で笑顔を浮かべるのって、はっきりいって、つらい!