「…声が聞こえたんだ、寝てるとき」



「……声?」



「そう、声…多分、正義の女神アストレアが天界から」



天界から、神の声が…


もしかして戦ってる時、私の心に届いた声も…アンドロメダが…?




「お前は何してるんだ、早く起きろ!って。

愛する者は誰だ、迎えに行け!ってさ」



愛する、者…



ねえ、期待しちゃって良いのかな。



「俺は答えた。そしたら…目が覚めた」



「…誰、って答えたの?」



「あの時戦ったみんな」



が、がくっ!

自惚れてたの…私だけ?

何これ、切ない!バカ、私!




けど、とセイヤは続ける。



「その中でも、ホシノは恋愛感情で愛してます…そう答えた」



「!せ、セイヤ……!」



涙がもう溢れんばかりにこぼれ落ちる。

嬉しくて、嬉しすぎて…



「あの時、言えなかったんだ。


俺、お前が好き…付き合ってよ。


もちろん偽物じゃない…本気」



もちろん…もちろん、もちろん!


「私だって、大好きっ‼︎セイヤ以上に好きだからぁ!

ずぅっと待ってたの‼︎」





「………寝てた夢の中でも俺、お前を探してた。




お前の…なんだかんだ可愛い後ろ姿を。



忘れるはずないじゃん…お前は、俺にとっての…」


セイヤは一旦離れ、私と超・近距離で向き合った。


距離にして、10cm…


息が私の顔にかかる程。


そして彼は、素敵な笑顔で言った。



「お前は、俺にとって…


何よりも大事で守りたい、




綺麗な星だ」




そんなロマンチックな言葉に、一気にボっ!と顔が熱くなる。

せ、セイヤらしくない……でも、嬉しい…