君と星空の彼方

人通りが少ない場所で良かった。



私がしゃがみながら涙を流してるところなんて…見られたくない。




「うっ…うっ、うぅ…」



キラキラ光るブレスレット。

それを拾い上げようとしても、手が動かない。


あなたを思い出すと、いつもこう。


結局弱いの、私って。





この1週間、あなたの顔を見ていない。

初めてだよ、あの日以来。



胸が張り裂けそうになる、君の笑顔を思い出すと。



泣いてしまう、思い出を感じるたび。





視界の端に、歩いて来る人が見えた。



…ダメだ、人来た…立たなきゃ。




けど体は動かない。


力が抜けてしまって、まるで動かない。



…もう、いや。


きっとセイヤなら、こうゆう時にさりげなく手を貸してくれたかもしれない…





そう思った時、私の目の前に、黒い靴を履いた足が見えた。