君と星空の彼方

「…ホシノ、考え事かい?

ぼーっとしてると、危ないぞ…?」





大神は私たち目がけて手を前に伸ばした。


来る…⁉︎


身構えたその瞬間、彼の口から言葉が発せられた。





「権力が欲しかった…君の母のために」



「……え?」





その時見た大神の顔は

少し切なげな、表情だった。




「ホシノ、危ないっ‼︎」



また動けない私をセイヤが俗に言う『お姫様抱っこ』でさらうようにその場から去る。



私たちを追うように、地響きの轟音と激しい閃光が襲ってくる…!




辺りは真っ白…大神もどこにいるのかわからない。




今すぐセイヤから離れて、自分の足で動かなきゃいけないのに…



さっきの言葉が、離れない。



「なんで、おばさんが関係あんだよ…!」



「セイヤもわからない?」


「あぁ…って、お前記憶戻ったの⁉︎」


「うん、なんか戻った…出発の前夜のこと、でしょ?」



私が言うとセイヤは少しバツが悪そうな顔をした。



「セイヤ、私だって知る権利はあったでしょ!

1人で現実を負おうとしなくていいの!

どうせセイヤだもん、私に言ったら私がセイヤとの関係がギクシャクしたり、お母さんとギクシャクしたりして大変だろうなーとか思ったんだろうけど!」



「…正解」



そう言った時も、真後ろで閃光が放たれていた。


その場からお姫様抱っこで私を守るセイヤは…とってもかっこいい。


けど、毎度!ドキドキなんかしてられない!



私だって戦わなきゃ、逃げなきゃ!