君と星空の彼方

「…簡単さ、ホシノ。

掟を増やせば、力をつければ…みんなが僕に服従するだろう?」



「っ、答えになってない!

それに、それがおかしいの!


地球にだって王様とか、上司だとか、まあいろいろ上の地位の人はいるけどさ…

あんたとは努力の差が違う!」



私の言葉に大神の眉がピクリと動いた。



「…心外だな、ホシノ。僕は努力したさ。

『空白の5年間』…あの5年間で神たちと協力して先代大神、神を牢獄に入れた。

政府は全て僕たちに服従するようにした。

このキナリの王だって、僕を信頼するようにいろいろ仕掛けた」




彼は…ニヤリと恐ろしい笑みを浮かべた。



「地球だって同じだろう?

わいろもあるし、人を潰して成り上がるような人もうじゃうじゃいる。


僕との差なんて…いや、僕の方がマシかもね」




「ただ、統治する規模の違いが大きすぎだろ」



「まあね、セイヤ君…それも努力の差のたまものさ」




あぁ…どうして。

どうして彼はこんなにも、狂っちゃったのよ!

なにが…原因なの?



「大神、あんたがそこまでしてキナリと地球を征服したい理由は何?」





「……僕についていく気がないのなら、どうせ君はここで死ぬ。


教えてあげよう」





………もしも彼が、おかしいとしても。


狂っていたとしても。




私はたった今…ある決心を固めた。





私は完全なアンドロメダの力を手に入れた…多分だけど。


なら、やるべきことは…ただ、1つ。