君と星空の彼方

『あなたは誰を助けたい』


あぁ…また、あの声が聞こえた。


「私は…セイヤを助けたい!」


『ならばその願い…叶えてあげましょう』


あぁ…あなたは、誰?

そう聞く前に、私の体の芯が熱くなるのを感じた。



足先から手の指先、頭の先まで

熱は行き渡り、力がみなぎる。



『もう、戸惑わないで。

血のつながりなんか、関係ないのでしょう?』



ごめんなさい、この声の人。

私は血のつながりなんてわからない…あなたの言っていることがわからない。


けどね、いくら真実を知ってしまっても


私はセイヤを助けることを選ぶよ。


今までとは違う、能力を使う前兆。


これが…完全に覚醒したということなの?




いつもとは違う…!


今の私なら…倒せなくっても、セイヤと共闘ぐらいはできる!





「光の…弾丸‼︎」




銃の形をした私の手から、直径30cmもある光の弾が生まれて…大神へと一直線に向かう。

セイヤとうちあいをしていた彼の気を、少しでもこっちに向けられれば…!



私の弾に気づいた大神は、闇剣で払う…その瞬間、




私の意図を理解したのか、それとも反射的にか…セイヤは光の剣を、





闇の剣を弾に向けている間に…彼の体へと突き刺した。