君と星空の彼方

ダメ…この人は、危ない。

けど体が言うことを聞かない。


攻撃しなきゃ、セイヤの援護をしなきゃ、あいつを倒さなきゃ。


そう思ってるのに…体が動かない。



けど、これは能力で封じられてるんじゃなくって…私の体が拒否反応を示してるようだった。




そんな私を見て、彼は悪魔のように微笑んだ。


「ほら、ホシノも思い出して来てるようだ」


思い、出す…?

な、にを…?




「チッ‼︎…ホシノを混乱させるなっ!」



セイヤの手から繰り出される衝撃波。

しかし彼は吹き飛ばされもしない。



「…セイヤ君、知ってるか。ゼウスの能力を」



絶対的な神であるゼウスが

無敵の力と言える能力を持っていることを…



「衝撃波なんかより、ずぅっと強い。

…雷の能力さ」



そう言って大神は右手を高々と上げる。


それを振り下ろす…直前


「ホシノ、危ないっ‼︎」



動けない私の体を、セイヤは無理矢理…動かしてくれた。




ズドォォンッ‼︎と言う地響きの音が消える。


「…雷と言っても、所詮人が操れる程度だからね。

この程度しかできないさ」



…けど、けど。

私たちがさっきいたところにいたら…きっと…



そう考えると体が震えた。