君と星空の彼方

「ふふ…君もなかなか言うようだね。

その口、黙らせてあげよう」



すると大神は、右手の人差し指を口において意地悪そうな笑みで言った。



「幻獣の一族の落ちこぼれ。

女の手がなかったら今頃生きていることもできなかった

実は臆病な君の口を…ね?」



え…なんで大神が知ってるの⁉︎

セイヤが幻獣の一族から追放されたことは、限られた人しか知らないはず‼︎



親友の夜月だけじゃなくミズキも知らないこと…!


それに、私のお母さんに育てられたことなんて、どこから漏れて…?





「…‼︎…っ、なんでお前がそれを…!」



「僕は大神。情報はいろいろ訳アリで知ってるものさ」





そう呟いて、見下すように笑った。




「あと少しで…あと少しで、地球も僕の物になる。

地下牢に閉じ込められた能力者たちの能力を取り込めるまで、あと少しなんだ」



そう言うと大神は私を見てきた。

その紫色の瞳に吸い込まれそうになる…



「地球の人間は汚れてる。

権力を見せつけて強さを誇示してるが…それは強さでもなんでもない。


能力を持つ、異風な人間が異世界から来たら…誰もがその者にしたがうだろう?」




……そうだ。

地球のみんなは、能力があることを知らない。

異世界が存在することも。



まるで宇宙人みたいな…しかも、最強の人が来たら…


みんながそいつに頭を下げる。



そんな心理を利用としてるってことか…!


「…そのためには、最強をやはり手に入れなければいけなくてね、時間がかかったよ。


…ホシノ、僕の努力は分かっただろう?一緒に来てくれるね?」