君と星空の彼方

「…シールド‼︎」



セイヤの指先から出る光が私たちを包んだ。



私も、見てばっかりじゃダメだ!


「さ、サークルっ‼︎」



これで…!

右手に現れた光の円盤を、まるでフリスビーのようにユリへと投げる。


サークルは弧を描きながら、彼女の元へと素早く向かう!



「…っ、ああぁぁ‼︎」


ヒット!…したけど、

逆に私の攻撃が当たった彼女の腰が、とても痛々しく見えた。

黒い服の腰辺りに赤黒いシミができているのが分かる。


痛みに顔を歪めるユリは、憎しみの目で私をにらんだ。

その目を見ていられなくって…私は目をそらした。



…やっぱ、無理だよ。
攻撃なんて…できない。



私だけじゃない、きっとみんなが思ってること。

そんな中1人…私たちとの中から、ユリの元へと走る人物がいた。



_キイイィィンッ‼︎




金属と金属の打ち合う音…

ユリが反射して出した小さめの剣と…夜月の剣が当たった音だった。


夜月、どうして‼︎だって夜月が…1番苦しいはずなのに。



「…相変わらず、力も強いんだな」


「私はっ、あなたと会ったことなんてないわ!」


「はは…忘れんなよ。

一緒に何回も、訓練しただろっ‼︎」



_キイィィン‼︎


「嘘言わないで、私はあなたなんか!」


_キィン‼︎


「思い出せよ!」

_キィン‼︎


2人の剣での戦いに、私たちは見つめることしかできなかった。


「だから、知らないって言ってるでしょうっ‼︎」


_ガキンッ‼︎


顔寸前、ギリギリで抑えた夜月。

あと少し遅かったら、もしかしたら…!


助けなきゃ、いけないのに。


2人の様子に目を奪われて、攻撃することができないの。



なんで…なんで?


体が、動かない⁉︎


セイヤに目を向けると、セイヤも苦しそうに顔を歪めるだけだった。


みんなも、顔を歪めてるけど…体は、動いていない。



まるで、誰かに押さえられてるみたい…!