君と星空の彼方

「彼女を殺す気なら、僕を殺してからにしたら?

じゃなきゃ、君はターゲットを延々に変えられないよ」



「…っ…ターゲット、変更‼︎」



彼女の身体よりも大きな白銀の翼から、羽が何枚も一気に抜ける。

その羽根は一直線でイリヤ先輩へと向かう!




_キィィンッ‼︎



その途端聞こえた、耳に響く音。

黒板に爪をたてた時に出るような…本当に嫌な音。



「う、うわあぁぁぁぁぁ‼︎‼︎」



「⁉︎」



ゆ、ユリ⁉︎

急に空中で悶え苦しみ出したユリ。


彼女の力が一気に抜けたせいか、羽根は空中ではらりはらりと儚く落ちていく。




「…ちょっとした、音遊びです。

他の人には大して大きくない音も、


僕が決めたターゲットにだけはとてつもない音量が耳に響くんです」





そう、優しく小さな声で言ったのは…他でもない、ユウ。