君と星空の彼方

「…あなたなんて、覚えてないわ。ていうか、知らないわ…」



「なら嬉しいね…その方が君の裏をかける」



ふっと小さな笑みを浮かべたイリヤ先輩。


_カシャン



彼のメガネが、床に落ちた。

その瞬間マナミ先輩は、急にオドオドし始める。



え…なんでだろう?

彼女を抱きながら守っているイリヤ先輩を見ると…いや、あれ、イリヤ先輩ですか⁉︎



め、めっちゃイケメンだぁ…すっごくかっこいい…


けど、雰囲気まで違う。


いつものイリヤ先輩は、いつもニコニコ優しく笑ってて、みんなから頼りにされる優しいお兄さんタイプ。


けど、目の前にいるのは…微笑みでさえも黒く感じる。



彼を取り巻くオーラが、真っ黒だ。




もしかしてイリヤ先輩…怒ると、豹変するタイプ⁉︎

た、確かに能力を使うと豹変してたけど、怒るともっとやばいの⁉︎