君と星空の彼方

襲い来る…火で包まれた右手。


あぁ…もう、シールドを出す気力も無くなってきた。


やっぱり、私はダメ…だったのかな?



そう思って、目を閉じた瞬間だった。




「行けっ、カートスっ‼︎」



「了解シタ!」




…え?


目の前に現れたのは、書記長さん…と、海獣カートス⁉︎


な、なんで⁉︎



「…相手は火。

僕は水。


僕の方が、有利なんですよね」



「ソウイウコトデアル」



カートス…もう、私の力を恨んでないの?

それを悟ったように、書記長さんは微笑んだ。



「敵として戦った僕たちは、もう仲間です。

ここは…僕たち、獣剣学園に任してください!」




「…ホシノ、来いっ‼︎」



後ろで聞こえた、愛しい人の声。

私が振り返ると、遠くには…宙橋学園のみんな。


周りには、神たちと戦ってる獣剣学園のみんながいた。


「室月さん、早く!

僕たちが、ここを止めますからっ!」


番犬ケルベロスを操る生徒会長さんが、私を見ずに叫んだ。



「……はいっ!ぜっったい、勝って帰って来ますから!」



私は奥からこみ上げてくる涙を飲み、セイヤたちの元へ走る。

神たちが私たちが逃げようと気付いた時には…私たちはもう、大きな扉の奥へ行っていた。



黒マントの男は魔術を操ってるっぽい…!

彼の本から闇が襲ってくるけど、ギリギリでかわす!




「…よそ見しないでくださいよ!」





「ちっ…こいつら片付けねえと、あっちへ行けねえぞ…」


「とりあえず、片付けましょうか」




生徒会長は、いくつかの幻獣を出しながら叫んだ。




「仲間の元へは、我ら獣剣学園が…行かせないっ‼︎」