君と星空の彼方

火と光…どっちが強いかなんて、分からない!


けど、彼は絶対に強い…油断は厳禁だ!



「…ほぉらよっと!」


「シールド!」


私の前に迫ってくる火の拳をシールドで塞ぎ続ける。


「…甘いなぁ、お嬢ちゃん!」


彼の火の拳が、私の肩に入る。


「うあっ…あぁぁぁ!熱い!」



戦闘服をきているのに…熱さを感じる…!

それほど、あの火は熱いの…?



左手で右肩をかばう。

熱さに耐えながら、相手の動きをただ見つめる。



…彼は、右手しか使ってない。

もしかして、能力を持つのは右手だけ?



「…っ、サークル!」


サークルとは、円盤のこと。

私は円盤、じゃなくてサークルって呼ぶことに決めたんだ。



左手で出した光のサークルは、彼の左手へと向かう…!



もちろん、光のような速さでね!




ギリギリ避けた彼…けど、左手には縦筋一本、赤の線ができていた。



「おー…いてえな、こりゃ。
光っつーのはやっぱり苦手だ。

普通より、いてえしつええし」



…思ったより、ダメージを与えられてる…?

そう、気を抜いた瞬間。



「けど…失敗だな、お嬢ちゃん。

左手なんてもともとどうでも良いんだよっ‼︎」