君と星空の彼方

オリオン座の一部であるこの星は、あと数年で見えなくなると言われている。



けど、別の星があるからと悲しまないのかな。



次の花火があるからと、逆に期待感に満ちてしまうのかな。





『無くなったら代わりを作る』




何度も何度も、ブツブツ何かを唱えてる、男の人が頭に浮かんだ。



『それが僕のやり方なんだよ』



あぁ、この声は。


闇の中で聞こえる、あの声だ。



『無くなってしまったなら、また新しいのを作ればいいんだよ。

なあ、ホシノ…』




頭が痛い。痛い痛い痛い痛い…‼︎‼︎



「ホシノ‼︎」


__パアァンッ‼︎‼︎



「……セイヤ…」


打ち上げられた花火をバックに、セイヤが少し焦った顔を浮かべていて。



「おい、顔真っ青だぞ。

どうした?」



…あの声は、聞こえない。


良かったぁ…