君と星空の彼方

「……あぁ、そうだな」



手首にあった温もりは手のひらへとゆっくり移っていった。



相変わらずドキドキする胸。

加速して…増加していく、ある言葉。




『好き』




手のひらの温もりと、恋心を埋めるその言葉と、花火の音。



様々な感触に私自身が何かに溺れそうだった。



優しく握られた手のひらを、静かに握り返した。





__パアァンッ



打ち上がった五芒星の形をした花火。

真っ白にキラキラ瞬きながら作られていく形は、本物の星より一層輝いていた。



けれどすぐ消えてしまう作られた星は、儚げに消えていった。



温もりが欲しくなって、繋がれた左手を少し握った。





ただただ上がり、ただただ消えてゆく花火。


まるで星の人生の最初から最期を早送りしてるみたい。




星にも最期がある。

うーん…分かりやすいもので言えば、


『赤色超巨星ベテルギウス』かな。