君と星空の彼方

「………ムル、冗談はやめなさい」

「冗談等言っていません」


いやいやいや…本当に冗談はやめようね、ムル。

目の前のドアは理事長室のドア同様、彫刻品かっ!とツッコミを入れたくなる程きれいに模様が掘られている。

えーっと…この絵は…星座だね。

オリオン座にこいぬ座、おおいぬ座。
さらにぎょしゃ座、双子座、おうし座…

冬の星座かぁ。

冬の大三角形に大六角。
1等星、特にこいぬ座のプロキオンは大きく深く掘られている。

すっごい幻想的。茶色のドアでこんな芸術的なことができるのか。
地球の技術も進んだもんだねぇ…


……地球?このなんにもない砂地にそびえる学園って…?






「ってムルいないし⁉︎」

あいつどこ行った!

案内しろとかモルティ先生に頼まれたよね…?」