君と星空の彼方

『……ガガッ…

みなさん、こんにちは。

私はキナリの大神と言います』



突然聞こえたその声に、本会場は一斉の盛り上がりを見せる。


「ウオオォォォォ‼︎‼︎」


そんな叫び声が、どこからともなく上がって…




けど、今…大神って言った?


それって…!



私たちの、敵だ!




『私は別の場所で観賞致しますが…

私がビッグイベントの開始を宣言致します!』



その声と同時に人々の歓声と、勢い良くドンッ!ドンッ!と大きな花火が打ち上がった。



き、きれー…


思わずうっとりとしながら見てると、横にいるセイヤは険しい顔をしていた。


もしかして…大神のことが気にかかるのかな。




確かにこんな風に、花火観賞をゆっくりしているわけじゃないのかもしれないけど…



「セイヤ…」

「あ、あぁ…なんだ?」

「気にかかるかもしれないけど…今は、楽しもう?」



私の声に、一瞬驚いた顔をしたセイヤだけど、

すぐにほおを緩めた。