君と星空の彼方

太陽には球体からプロミネンスって言われる紅炎が出る。


真っ赤に燃える太陽から吹き出る幻想的な…オーロラのようにゆらゆらと揺れるプロミネンス。


それをテーマとしていたらしく、写真にはでっかい真っ赤な花火から

プロミネンスのような紅炎が周りに飛んでいた。



それはそれは綺麗で…花火、早く見たいなぁ。




「…着いたけど…すごい人だねぇ」


「確かに。こんなんじゃ前にも歩けないって…」



さすがいにしえの祭り、一般民にしては最終日のビッグイベントだ。


溢れんばかりの人が本会場よりかなり離れたところで、まだ開始前だというのにいる。


後ろから人の波が押し寄せて来て…つい転びそうになる!



そんなことを思ってる時、急に後ろからドン!と押された。




「…本当に意外に鈍臭いよな」


「せ、セイヤ…‼︎」


手首を掴まれ、セイヤの体へと引っ張られる…!



って、そんなんじゃない、手首、手首!握られてる‼︎


今セイヤに握られてる方の手首には…



「…付けてくれてるんだ」



昨日もらったチャームブレスレットが付けられてるんだ。

顔がぼっ!っと熱くなる。


「…はぐれるぞ、行こうぜ」


その手首を引っ張り、先の方に行ってしまったミズキと夜月を追っかける私たち。


「……」

「……」


無言でただ歩くけど、手首の熱は収まらない。



「…着いたぞ」


気付けば、本会場についていた。


見渡すだけで何万人…いや、もっと…?の人たちがいた。

普通の声でも、数万人がしゃべればとても大きい声になる。


本会場はとてもうるさい…‼︎