君と星空の彼方

「可愛いお嬢さんが来てくださって、嬉しい限りです。

もう少しお話したい所ですが、予定も詰まっていますし…

…ムル、案内してあげなさい」



モルティ先生がムルに話しかける。


「分かりました。ホシノ様、こちらへ……

では、失礼します、理事長」


ムルは深くお辞儀をすると、ドアを開けて、私が先に出るようにと手で催促する。


「あ……じゃ、じゃあ、ありがとうございました」

私も軽くお辞儀をすると、理事長室を出る。


「あ、言い忘れました。
荷物はもう部屋に届いているから、ムル、部屋も案内しておきなさい」


………部屋?

振り向くともうムルも出ていて、理事長室は完全に閉まっていた。


あっという間だったなぁ…
理事長、というのも忙しいんだろうなぁ。