君と星空の彼方

城下町から出る人は多く、人混みに紛れて出ていったら騎士さんたちにもバレなかった。


今見つかったら、全てがパーだもん。



「えっと…今から夕食、風呂、そして就寝!だったよな。

明日は待ちに待った『いにしえの祭り』…!楽しみだなー!」


夜月の元気ハツラツな声にちょっと驚きを隠せないでいるセイヤも、少しうなずいた。



「100年に1度、歴代の神たちやゼウス等、本物の神を祝う祭りだったよな」


「うん!

お祭りは7日あるらしいけど、一般人が参加できるのは明日と明後日だけだし、楽しもうねぇ〜」



そう、私たち一般人が参加できるのは2日間だけ。


城周辺で行われるパレードとか、すっごく大規模なお祭りが行われる。


けど正式な祭典が行われる時は、政府と王家の人しか参加できないらしい…


なんと不公平な。



ムルから聞いたところによると、明日からのお祭りはキナリのいたるところから大勢の人が、中央都市にはるばる来るらしい。



今までの歴史書を見ても、毎回毎回…うん億人が集まったとか!




あともう1つムルから聞いたところによると、キナリという世界自体謎だらけで、


地球みたいに惑星なのかどうかも判明してないらしい。



ただ面積は地球の3分の1ってことぐらいは分かってるんだって。




……神たちを祝う祭り…かぁ。



昔から私は神様が信じられなかったんだよなぁ。


いたとしても願い事は叶えてくれないし、子供心なのかなんなのかで信じられなかった。



けど、こっちに来てから変わったな…私も。



元々疑り深い性格だった私が。現実主義者だった私が。



信じられなかった『神』…アンドロメダの力を持ってるなんて。