君と星空の彼方

夜月は…きっと現実だって薄々受け入れ始めて来て。

それが怖いと感じて、その感情を拒否した。



けど、時の流れによって人の悲しみは、少しずつでも、だんだんと…薄れて行く。



一緒にいて笑いあえる仲間がいたら、普通よりハイスピードで。



「夜月は今、なにがしたい?」

「…俺は…

ゆりと会って、話したい。


ゆりが、好きだった。今も、好きなことには変わりない。


いつかゆりじゃない人が好きになるかもしれない。



けど…今は、好きなんだよ」




「……うん」



夜月は優しく笑った。

その笑顔はとても切なげだった。


「怖いよ、今でも。ゆりの『今の姿』も、俺のゆりを忘れてしまいそうな感情も」



けどな、と夜月は続ける。



「今のゆりを受け入れたら…


また、1から始まるかもしれない。

恋仲になれなくても、いい友達になれるかもしれない」