君と星空の彼方

「………大丈夫だから」


夜月を守ることも、アンドロメダの力を持つ私の使命だ。


「…ゆりさんがいつか思い出してくれるなんて、そんな願望言わない。

夜月はゆりさんのことを忘れないなんていうキレイ事も言わない」



今夜月が求めてるのは、

そんな願望やキレイ事なのかもしれない。



でも、本当に欲しい言葉はなんだろう。





……私が感じたことを言えばいいんだ。


それが1番、心に響くはずだから。




「夜月だけが苦しいんじゃないの。

ミズキだってセイヤだって、苦しいの。



けど、2人は前に進もうとしてる…現実を、自分を忘れてしまったという現実を受け入れようとしてるんだ」


夜月の表情はうつむいてるからわからない。


けど、肩が少し震えていた。



「夜月も進まなきゃ。

ゆっくりでいいから…



それにね、ゆりさんの記憶だって浮かばれないじゃない。


ゆりさんの心の奥深くにしまってある記憶だって、苦しいの。

彼女だって絶対…悲しいから」



「……けど、ゆりはっ…」


「忘れてるんだよね。記憶、ないんだよね」



私の言葉に夜月の顔がハッとした表情を浮かべながら上がった。



「……ちゃんと、認められるじゃん。


認めてるけど…忘れてないじゃん」