君と星空の彼方

前にいた夜月に体で受け止めてもらった感じ。


はたから見れば私が抱きついてる形だ。



「ご、ごめん!」


すぐパっと離れる。顔、熱い…

夜月もちょっとほおを赤らめながら「大丈夫」と笑っているけど…


まだ付き合ったことがない私にとって、男子に免疫はない。


顔はまだ熱を持っていた。



「……おい、行くぞ」


「へ?…って、わわっ!」


なぜかムスっとした顔つきのセイヤに腕を引っ張られ、また転びそうになった。


危ないなぁ、もう!



「お前がトロいからいけない」


「一応体育4でしたから!」


体育『も』4だったもん!平均以上だよ!


「いろいろな意味でトロいだろ。早く行くぞ」


セイヤはそのまま私の腕を引っ張った。


そして有無を言わせないその背中を見せながら、ずんずん路地裏を進んでいく。



ちょ、腕…!



男子と手つないだのなんて、小学校低学年の遠足の時以来だから!

しかもその時は異性として意識してないでつないでたし。



「せ、セイヤ腕…」

「動きがトロいからいけない」


ま、またそれかぁ…

手に力をいれるけど、全く意味ナシ。




仕方なくそのまま歩き出した。