君と星空の彼方

「…それは、幻獣の一族で大体決まってたことなんじゃないか?」


セイヤの言葉に、生徒会長はスッと顔を上げ、とても驚いた表情になった。


そしてすぐに、鋭い目つきに変わった。



「…あぁ。

もしも君たちの一族が僕たちを滅ぼそうなんていうガセネタが流れてなければ、こちらの長は話し合いでこれを提案するつもりでいたらしい。

先ほど少し連絡を取ったところ、君たちに頼んでくれと長に言われた」



「幻獣の一族も歩み寄ろうと考えていたんだ…」




「ええ…ライバルの一族、という位置は変わらないけれど、関係は修復したいのよ。


幻獣の一族の調査で、神たちの企みが分かった途端に…あなたたちへの疑念も晴れたの。


自分たちがなぜあなたたちに対抗してるかを考えたら、ただの嫉妬ぐらいで対抗心を持ってるとやぁっと分かってバカらしくなったみたい。



まあ言い訳になるけれど、あの時、あなたたちの一族を信じかけた時にあのガセネタでしょ?


私たちの一族はまたあなたたちを信じなくなったってわけ」




副会長さんがため息をつきながら、少し悔しそうに言う。



悔しかったのかな…神たちの策にまんまと引っかかっちゃって。



まあ、そりゃそうだよね…

ガセネタ1つで気持ちが変わってしまうほど、一族同士の対立はすごかったし。