君と星空の彼方

き、きたあぁぁ‼︎‼︎

来ちゃったよ、ケルベロス…だけじゃなく、ラドスも!


最初は小さかった2匹も、すぐにぐん!と大きくなって行く!




エキドナのそばに現れたのは、頭を3つも持つ幻獣ケルベロス…

と、ラドス……!


犬なのに180cmほどもあるでっかいケルベロスも、ラドスと並べばとても小さい。

ラドスはそれほどでかい…高さは5mぐらいあるんじゃないの?


まあ、実際はその何十倍もの大きさで…このラドスは多分、ここが普通の地上だから小さいんだと思う。



『ギリシャ神話最強の怪物』


そんな文字を見たのは、いつだったかな。


ギリシャ神話に興味を持ち始めた5歳ごろか、知識をどんどん身につけていた小学校高学年時か。


時間に関わらず本で見たその言葉と恐ろしい挿絵を忘れる時はなかった。


その恐ろしい挿絵の1つ前のページに、もっと恐ろしい挿絵が入っていた。


それは、『テュポーン』…




『星にも届く高い身長。

世界の果てに届く腕』



『百の竜の頭を持つ』




そんな言葉を見るたびに、あぁなんて恐ろしい怪物だと思ったか。



何より決めつけの恐ろしい言葉は、




『最高神ゼウスを倒すために産まれたものであり、

1度はゼウスを倒している』



これだった。



天候と雷を操り、神々の頂点であり、そして最強である…ゼウスを倒したことがあるなんて。


もとは権力を欲しいがままにしようと考えたゼウスの血縁関係にあたるガイアが、打倒ゼウスのために産み出したものなんだ。


血縁関係であろうと、息子であろうと父であろうと


権力と自分が信じる正義を貫く限り、殺しあって血を家族で敵味方関係なく流し合う時代だった。



まあ、それは置いといて。


そんな最強の怪物、テュポーンとエキドナの子供がラドス。






ラドスは簡単に言うと『ドラゴン』だ。



そして、



目の前に立ちはだかる、とても大きなドラゴンが…ラドスだ。




真っ赤な体、大きな頭。




最強の怪物テュポーンと、最強の女怪物エキドナの子供と言ってもうなずくことしかできない、


まさに怪物…だった。