君と星空の彼方

やっぱり子供を出すつもりなんだ。


セイヤは予想がついてたのか落ち着いた表情でエキドナを見ていた。


エキドナは微笑んだまま下半身をうねらせながら、右手を前に出す。


すると太く長くうねる下半身の中に、赤い光が見えた。




まさか…


「あぁ、可愛いわ!

今回はあなたたち、お願いね」



すっかりエキドナの美しく顔はお母さんの顔。


しかも子供を溺愛してる母の顔だ…




下半身がうまくうねってるせいで、光が消えた今もなにがいるのかここからじゃわからない…!



するとエキドナは散々子供たちに可愛いだの愛くるしいだの賢そうだの褒め言葉を言った後、
やっと下半身をうねらせるのをやめた。



可愛くて、愛くるしくって、賢そう…



うん、獰猛(どうもう)な幻獣じゃないかも!



…なんて思ってた私がバカだってこと、そのあとすぐ理解した。




「可愛いあなたたちを戦わせたくはないけど…

がんばって、


『ケルベロス』、『ラドス』っ‼︎‼︎」




エキドナの蛇の合間から産まれた赤い光が大きくなって、


2つの真っ赤な炎のような光は次第に膨れ上がっていく。


そして…




でっかい3つの頭を持つ犬と、これまたでかすぎるドラゴンが現れた。