君と星空の彼方

「『エキドナ』…

そんな幻獣を持っていたら、そりゃ自信も付くか」


セイヤは小さくつぶやいた。

きっと知ってたんだ、エキドナが多産だってこと。




「……まぁ、俺はそんなのに負けねえけど」



挑発するように言って、見下すように口角を上げた。


挑発されてると知ってるのか知らないのかわからないけど、生徒会長が舌打ちして、エキドナに目配せをし始めた。


攻撃体制をとってるのかも…




「……よし、エキドナ、いけ!」



生徒会長のよく通る声が模擬戦場に響き渡った。


するとエキドナは見惚れるほど美しく微笑んだ。


「…私の可愛い可愛い子供たち。

彼を、八つ裂きになさいっ‼︎」



こ、こちらの幻獣はカタコトではなく滑らかに喋るんですか!

書記長さんのカートスはカタコトだったのに…



って、そんなところに気を取られちゃいけない。


今…私の子供たちって言った…!