君と星空の彼方

「…そう言ってられるのも今のうちよ!

ほら、始まるらしいわ!」


いつの間にかシールドは目で確認できるようになっていて、書記長さんも合図をしようとしていた。


「行きます…


始めッ‼︎‼︎」



書記長さんの声と同時に、シールド内の空気が変わった気がした。


生徒会長さんの表情も、セイヤの表情も真剣味を帯びていた。



そして…生徒会長さんの目が、徐々に赤くなっていく…!



来るっ!



「じゃあ、僕から行きますよ?」


「…どうぞ」



お互いの目を見合う2人の口角が小さく上がった。


まるで決闘を、面白がってるみたいに。



2人とも、すごく強い…だから、強い者同士の決闘を楽しんでるのかな。




「では…


出でよ、





エキドナッッ‼︎‼︎」





生徒会長の手から放たれる大きく赤い光。


けど…今、生徒会長なに言った?


『エキドナ』そういった?




副会長さんの顔を見ると、勝ち誇ったような笑みが浮かんでいる。



そりゃそうだ。

やっと分かった…なんで生徒会長が絶対勝つと、豪語していたかを。




生徒会長を取り囲んでいた赤い光が消えた時。




赤い髪をした、とても美しい



下半身が…巨大な蛇の女性が現れた。




「『エキドナ』…って…反則、じゃん……」




神話好きの私には分かる、エキドナがどんな存在か。

夜月は知らないのか、私が慌てる様子を不思議そうに見ている。