君と星空の彼方

『ゆりさんの代わりかも』

『ゆりさんに向けられる優しさが私に向いているだけ』



そんなことを思ってた自分がばっかばかしい!


それならそれでいいじゃん!


私じゃなくても、私がゆりさんに見えていようとも…!




その人の優しさが私の体に届けられて


その人の優しさが心に伝わって


お互いの顔が笑顔になれれば、それでいいじゃん。




それに…セイヤは、私を見てくれるって言ってくれたんだ。


ミズキだって、苦しかったはずなのにゆりさんのことを教えてくれた。



夜月だって…ちゃんと私の名前を呼んで、心配してくれた。




それなら、それでいいはずなのに。



私ってこんなにワガママだったとはなぁ…


早くこんなこと、気づいちゃえば良かったんだ。

いや、気付いてたはずなのに。



みんなが…とっても優しってことぐらい。




「…どういたしまして?」


「なんでそこ疑問形なの!」


「いや、ホシノなにに対してありがとうって言ってるのか分からなくって」



ぷっと思わず吹き出した。


やっぱりみんな、不思議だなぁ…


どんな状況であれ…笑わせてくれるんだもん。