君と星空の彼方

「……ごめんね」


負けちゃって、ごめん。

私が無力なばかりに…



「なに言ってんだ」


そう言われると、頭をくしゃくしゃと撫でられた。


なっ!

私そんなに身長小さいわけじゃないのに!

小さい子みたいー!


「なにすんの、セイヤ!」


「…別に」


「私身長ギリ160いってるし!

2人は高すぎるだけだし!」


軽く175ありそうな2人の身長。

女子では平均以上の私の身長も…2人と並べば、私がはるかに小さい…





「セイヤは不器用だからな、こうゆうの。

ホシノ、ただセイヤはお前を元気付けたかっただけだよ」


「ちょ、ばっ…お前!」



夜月のいたずらっ子のような笑みに、セイヤは赤くなって怒りだす。


セイヤ…優しいんだよね、本当は。



いつもは無愛想でなに考えてるか分からないけど。


ゆりさんのことを聞けたあの日から、なんか私とセイヤの間の空気は軽くなった気がする。




夜月とも…

ゆりさんに間違えられて抱きしめられたのは、苦しかったし、恥ずかしいけど。


それほどゆりさんのことが好きで忘れられなくて…



夜月だって、私以上に苦しいんだ。



それなのに…



「…ありがと、2人ともっ‼︎」



なんていい仲間を、私はここで作れたのかな。

もちろん、ここにいないけど…ミズキも、寮のみんなも!