君と星空の彼方

ごめ…ん、2人とも。


「……認め、まっ…す」



激痛のせいでろれつも回らななって来ていた。


膝も水の中で少し震えているのが分かる。



今攻撃を出しても…この体力じゃ1回。

鉄壁を突き破るにはあと2回の攻撃が必要だし、まともに攻撃するにはあと3回必要だ。




右腕を左手で押さえるけど、痛みはおろか血の流れも止まらない。

私の周辺の水は真っ赤になって来ていた。



容赦無く襲いかかる痛みに耐えきれなくなって、意識もいつ飛ぶかわからない。



「………カートス、『水の奇跡』を」



意識がもうろうとして、景色がぼやけてきたその時、書記長さんの声が聞こえた。



そして…


右腕の痛みが、自然と引いて行くのが分かった。




ズキズキと痛む右腕はどんどん回復していって、20秒ほど経っただろうか、その時にはすでに痛みは消えかけていた。




「カートスが出した水には治癒能力もある。

それを利用させてもらったよ」