君と星空の彼方

右腕は痛くて熱くて、ふと見ると二の腕らへんからは血が流れていた。


幻獣の一族の人たちの目のように真っ赤なその色は、腰までの水をも少しずつ赤く染めてゆく。



「…な、んで……」



確かに光の弾丸はカートスにあたったはずなのに…!



右腕の激痛に慣れる、ってわけじゃないけどちょっとは引いた気もして、書記長さんの顔を見る。




「…カートスに、『鉄壁』という技をさせたんです。


鉄壁は、最低でも3回までの攻撃は無力になる…」



「…そ、んな…」




ちょっと体を動かすだけで、右腕の痛みは大きくなる。


針で傷を痛めつけられてるような鋭い痛みに耐えきれない…!



しゃがみたいけど下は水。


仕方なく痛みに少しでも耐えながら立つ他、なかった。




「…どうする?

君は戦闘不能状態だ。

それを認めるね?」



けど…それじゃ…


みんなに、迷惑が…




シールドの向こうにいる2人を見る。



夜月は焦ったような顔で…口は…『も・う・い・い』…?

そう言ってる気がする。


セイヤでさえも少し焦りを帯びた表情で。



真剣そうな目つきで、首を横に振っていた。