君と星空の彼方

「……や…やった…

やった、出たぁぁぁ‼︎」


確かに今…私の手のひらから出た光はカートスの水の弾丸を消した。

…ってことはもしかして…


「やっぱ、白髪なのね…」


胸まで伸びている黒髪は、いつの間にか白髪になっていた。

やっぱり、慣れない。


いや、慣れるわけない。



「な、能力が発動できるのは普通ですよ⁉︎

そんな光の能力で…カートスは負けませんよ!


カートス、『津波』だ‼︎」


少し取り乱した表情の書記長さんが叫ぶ。


もしかしてこの膝までの水が津波になっちゃうってこと?


いや…さすがにそんなわけないか。だって膝までしかないもん。




そんなことを思ってると、膝までの水がうねるように動き出した。

カートスは身動きをしてない。


ただ赤い目を水の方に向けているだけ。



水はちゃぷん、ちゃぷん、と音を出しながら動いて…いや、どんどん増えてってる…?



いつの間にか水が膝上まで来てる気がする。