君と星空の彼方

…死んだ、の?


「ひと突きしただけでダウン。

まあ、急所に打ち込んだし?」


そう言いながら夜月は自分の左胸を指さす。


笑みを絶やさぬまま、副会長さんへと歩いていく…


「…まぁ安心してよ副会長さん。

幻獣は丈夫だから簡単に死なない。



まぁ、この決闘のルール上…幻獣じゃなくって、戦闘不能に君をさせなきゃいけないわけ」



夜月の綺麗な笑みは…美しいはずなのに、固まってしまうほど怖い。


「…あ……あ………」


幻獣、という大きすぎる武器を失った副会長さんはただ震えるだけ。


「……もちろん、戦闘不能だけじゃないでしょ。

…降伏、という手もあるよ?」

「ば、バカにしてるんですか…!

わ、わわ私たち獣剣学園は降伏など…!」



副会長さんの声が、そこで止まった。


それもそのはず。



夜月の綺麗な剣先は…副会長さんの喉へと向かってたから。



「んー…なら、バイバイ?」


夜月はクルンッと剣を回転させて持ち手の方を副会長さんに向けて…

持ち手は副会長さんの喉に、思いっきり当たった。



「……か、は…っ…」




副会長さんがゆっくりと倒れる。