君と星空の彼方

キマイラから容赦無く出された真っ赤な…炎。


夜月の姿は、見えない。



けど、直前でも夜月は目の前にいて…


あの時点で避けるなんて、無理。


まともに受けてたとしたら…大火傷だよ!



「ガルルルルル………」

まるで炎を吸い込んだかかのように、炎はキマイラの口へと戻って行った。


けど…


あれ?

夜月が…いない⁉︎



「んー…なんかつまんなくなっちゃった。

順番もあるし、ね?」



キマイラの上で…降下していく夜月。

ど、どこかで大ジャンプしたってこと?



セイヤの美しい剣の先は、キマイラの白い背中に向けてまっすぐとおりてゆく…!




「ウ…ウガアアァァァァァ‼︎‼︎‼︎」




白くて大きな背中から、噴水のように血が吹き出る。


血に触れる寸前で交わした夜月は、キマイラの前へと移動した。


キマイラは倒れて…真っ赤な瞳を、まぶたで隠した。