君と星空の彼方

「両者位置に着いたね。

では……始めッ‼︎‼︎」


シールドが普通に目で確認できるくらいはっきりとなってく…

夜月、がんばって!ケガだけはしませんよーに…!


「私から行きます!

キマイラ、行きなさいっ‼︎」


副会長さんの目が…赤くなって、

それと一緒に大きく挙げられた手から真っ赤な光が出て、その光が実体化していく。

決闘なんて忘れちゃうほど…赤の光はとても神秘的で綺麗。


「キマイラ…復讐を、成し遂げなさい」

「ガルル…ッ………」



獅子と羊と蛇の3つの動物で1つの体。

幻獣、キマイラ。



キマイラの目は真っ赤で…光とは一変、とても不気味。



「ガルル…グアァァッ‼︎」


興奮している様子のキマイラは…あっという間に夜月の方へ飛んでゆく!


あ、危ない‼︎‼︎


キマイラの鋭い爪が、夜月の顔の前まで迫って…



「………星空の力、ナメないでよ」


……普段の夜月とは違う、低くて冷たい声。


その声が聞こえた次の瞬間…


キマイラの前に夜月はいなかった。