君と星空の彼方

「ほら、行くぞ」

そう言ってセイヤはポン、と私の頭に手をやるとくしゃっとした。


「なっ…やめてよね、私が子供みたいじゃんっ!」

「俺より身長小さい」

「うぅっ…いや、でも……」


良かった。

セイヤが私の方を見ないでくれて。



顔が熱いんだよ…なんでか分からないけど、熱を帯びてるほお。

あぁ、赤いんだな、って自分でも分かった。


そんな様子を見られたらまた笑われちゃう。


「セイヤー!ホシノー!」


そんなことを思ってると、奥から私とセイヤを呼ぶ、あの人の声。





「あ!いた、2人とも!」


そう言って走って来たのは…

夜月だった。



「もう、お前らどこいったんかと思ったよ。

みんなはもう部屋行ってるぞ?」

「あぁ…悪い、ごめん」


夜月はセイヤの意外に素直な返事に満足そうな笑みを浮かべると、私の方を向く。


「ホシノ!なにか俺に不満があったら言えよ?

そんな浮かない顔するなよ、俺傷付くし?」


冗談っぽく、夜月はニヤッと笑った。


「ご、ごめん!なんでもないんだよ、本当!」


「おう、なら良かった。

まあちょっと言いにくいけど…俺ら、一応運命の相手的な感じだし、仲良くしようぜ?」